ペットボトルロケットの打ち上げ公式競技は、日本ペットボトルクラフト協会が制定した「日本ペットボトルロケット競技規則」によって行われています。
このルールは、水と空気を利用した水噴射ロケットを不用となったペットボトルを利用したクラフトづくりと力学的な自然科学の楽しさを全国的に普及するのに際して、その成果発表の場として、さらに国内に共通するルールによって「作り」「遊び」「学び」「競い・集う」を創造するために、1995年1月に制定したものです。日本ペットボトルクラフト協会が主催する全国大会をはじめ、レクリエーション協会や児童館などの競技会・製作講習会では、この競技規則により実施しているところですが、都道府県や市町村の大会なども、このルールで行われることが望ましい姿です。もちろん、競技のルールは不変なものではありません。公式の競技規則は、大会運営などでルールを統一するためのものであり、多くの子どもたちが参加するだけに、公平しかも安全に、創造性を楽しむためのものです。日常の仲間とのゲームや親善ゲームなどでは、その場に応じて自由、参加者の合意でルールを変更すればよいことです。
この規定の中で、「製作する」「競技エントリーする」ペットボトルロケットを規定していますが、これは自然科学の応用と安全性・ゲーム性を考慮して大人から子どもまでが全国を横断的に挙って「喜び」を感じ取れるよう構造を定めています。また、大会・競技の中では、安全を第一にして、公式打ち上げ台と打ち上げ用コートを定めています。ロケットと打ち上げ台の適合は、全国大会の大事な要素ですので、初めてペットボトルロケットを製作される方は、本協会まで確認をしてください。
最後に、このペットボトルロケット競技規則が活用されることを願い、さらに今後のペットボトルロケットの普及とクラフトづくりや益々の仲間づくりが行われることを期待いたします。 |
